GPD WIN はDTMに使えるのか?
以前から気になっていた3DS LLサイズのWINDOWS PC GPD WIN(初代)をゲットしてみた。
果たしてDTMに使えるのか?
操作
マウスは右スティックと背面のL2ボタンで操作する。これだけだとイマイチだが、
右のXYABボタンと左スティック(マウスホイール)と組み合わせると、それなりに快適に操作できる。
キーボードは見た目通り微妙+左に寄っているので打ちにくい。
しかし、マウス作業が主体のEDAやDTMには必要十分という感じ。
画面は思ったより小さくない
5.5inchは流石に厳しいかと思っていたが、使ってみると問題なかった。というのも、普通のPCと違ってゲーム機のように持って使うので、画面が顔面に近く、体感上は10インチくらいになる。
外付けキーボード/マウスは厳しい
外付けキーボード/マウスを付けると言う事は、GDPを机に置いて使う事になるが、そうなると体感10 inchのディスプレイは普通に5.5inchになってしまう。
(すごい猫背になれば使えるかもしれないが)
また、机に置くと排熱が出来なくなるようだ(笑)
下の写真のスピーカーホールのような所にファンが内蔵されており、机に置くとファン穴が塞がれてしまうのであった••
スピーカーはオマケ程度のもの
オーディオジャックは悪くない
ノイズが載っているという事もなく、ASIO4Allも問題なし。普通に使える
CPU
CPUは最初期型はZ8750、量産型がZ8700、最終型がZ8750らしい。
私のは量産型のZ8700で、FL STUDIOのデモソングが使用率60-80%程度で再生できたので、
本気で使えなくも無いという事だろう。
ちなみに最終型はアルミシェルの物があるらしいのだが、画面の天板側のみなのであまり意味が無い気がする。
安定性
特別重い事をしなければ、熱暴走と言う事はなさそう。
DAW
ざっと使った感じ、
ABLETON
ちょっと厳しい。画面が大渋滞になる上に、ピアノロールがつらい••
普段は問題ないマウス(ゲームパッド)だが、移動量が大きいアプリケーションとは相性が悪いようだ
FL STUDIO
サンプラー+ステップシーケンサーで済ます程度なら実用的。ピアノロールはちょっと厳しい。
正直この使い方ならリアルタイム録音できるMC101の方が良い
VCV RACK
すごく丁度良い。マウス(ゲームパット)との相性が良く、ゲーム的に遊べる。
LSDJ
本来ゲーム機なので使いやすいか?と思って入れてみたが、使い方を忘れていた••
セレクトの位置がイマイチだが、スマホよりは圧倒的に使いやすい。
そのほか
GDP Pocketとの違い
使った事がないので予想になるが、あちらは机に置いて使う物なので、かなり違う製品と考えた方が良いと思う。体感の画面サイズはこちらの方が大きいかもしれない。
Jumper Mini 2 との比較
今まではお布団/旅行用PCはJumper Mini2という8 inch win tabletを使っていたが、この用途では何を取ってもGDPの方が良い。
キーボード/マウスを持ち歩かなくて良くなったし、安定性もGPDの方がよい。何より、ベットで使っている時に手を滑らせて、顔面に落ちてくる事が無くなった。
EDA用途
SPICEやEAGLE等の基板設計用途にも何とか使えそう。こちらは旅行中の暇つぶしにはかなり良さそう。
プログラミング用
キーボードがアレなので辛い。百行くらいの暇つぶし程度ならアリ
WindowsUpdateは天敵
不安定になってしまうらしいので、サービスから無効にした方が良さそう。
まとめ
-メインDAWを普通に使うのは厳しい。
-VCR RACKやLSDJ等目当てならアリ
-持ち運びPCとしては普通に優秀
-UMPCというよりハンドヘルドPC
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